橿原ふれあいの里
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ごあいさつ

振り返りますと、あっという間の32年でした。現社会福祉法人の前身である無認可の福祉作業所に20数人の仲間が集った日のこと。風が吹けば飛んでいきそうな厳しい運営でしたが、たくさんの人に支えられ、笑いが絶えなかった日々を今思い起こさずには居れません。
そして、あの頃を一緒に歩いた仲間とともに、2003年4月、夢にまで見た自分たちの居場所、「ひだまり」を開所した時、手を取り合い、涙を流して喜んだことが昨日のことのように思い出されます。
昨今、法律の改正等、複雑な事務処理に翻弄されていますが、今だからこそ、初心に立ち返り、法人を設立した日の事、夢にまで見た自分たちの居場所を手に入れた日の、溢れんばかりの感動と感謝を思い出し、これからも辛抱強く地道な努力を重ねて行かなければならないと決意を新たにする次第です。
今、法人はゆるやかに世代交代の準備を進めています。若い力を柱にして、先輩から後輩に歴史を繋ぎ、先輩のまなざしは常に後輩に注がれ、不安に陥らないために並走体制を整備しています。
世の中はつねに変化し、流動しているものですが、時代が流れても、目に見えるものだけではなく、目に見えないものも大切にすること、分かち合う心を大切にすること、出会いを大切にすること、そして、ひとりひとりの尊い命を大切に守り続けることを全職員と約束して最後の最後まで諦めず歴史を繋いで行きたいと思っています。

社会福祉法人橿原ふれあいの里福祉会

理事長  吉田 壽子

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