平成28年度が始まりました。

新しい仲間を迎え、私達は先輩として背筋が伸びる季節です。3月に施設の増築も終わり、新しい作業棟で始める活動に胸を躍らせています。発達障害のある人の自立の応援ができるよう専門職を配置して相互に支援しあえる施設を作っていきたいと考えています。
近年、障害者権利条約の締結を受け、障害者基本法の改正、障害者総合支援法、障害者虐待防止法、そして障害者差別解消法と法律が整備されていますが、その目的は障害の有無にかかわらず個人の尊厳が守られているかどうかが問われるものです。残念ながらいまだに障害者への痛ましい虐待事件は後をひかず、様々な問題が連鎖的に起こっているのが現状です。私達は障害を持った人々が歴史の中で厳しい差別や偏見を受けてきたことを心に刻みつけ、今、私達は反省も込めて、あらためて自分の支援を考え直す必要があるように思われます。
今年も施設の環境、雰囲気に気を配り、職員間の風通しを良くすることで虐待の防止に努めたいと思います。

理事長 吉田 壽子

挨拶

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